西宮市は兵庫県の南東部に位置し、面積は約100.18平方キロメートルあります。1925年4月に市制施行により西宮町が西宮市に。当時は総面積約5平方キロメートルだった街が、周辺の村を合併するなどして現在の形となりました。大阪と神戸のほぼ中間にあるため、大正期から住宅開発が行われ、阪神間モダニズムと呼ばれるライフスタイルが生まれ、その中も「西宮七園」と呼ばれる甲東園や苦楽園、甲陽園といった場所など、人気の住宅地が多くあります。北部エリアは、自然豊かな山間部に一部住宅地が広がり、その中の名塩地区には江戸時代以前から続く紙漉きの技術があり、名塩雁皮紙として重要無形文化財に指定されています。阪急神戸線以北には、関西学院大学や神戸女学院大学といった大学のキャンパスがあり、中でも上ヶ原エリアは幼稚園から大学までが集まる文教地区。阪急甲陽線沿線には、南北に夙川が流れ緑豊かで閑静な住宅地が広がります。春の夙川河川敷は桜並木の名所としても有名です。阪急神戸線以南、阪神本線以北には、阪急西宮ガーデンズをはじめとする大型商業施設や文化施設、医療機関、などが揃っています。阪神本線以南には、えびす神社の総本社である西宮神社や阪神甲子園球場があるほか、酒造地帯としても知られ、灘五郷のうち西宮郷と今津郷があります。沖合には、埋立地に住宅地や公園、ヨットハーバー、工場などが整備されています。
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