壁の仕上げ材で一般的なものはクロス(壁紙)です。
コストが最も抑えられ、施工性も高いという特徴があります。
それでいて、色や柄も豊富です。
クロスの厚みは0.3ミリから0.5ミリほどです。
そのため、重厚感・素材感を出したい方には、少し物足りないかもしれません。
そんな時、壁一面だけでもアクセントで貼ると、部屋の印象をガラっと変えてくれるのが、
「タイル」であったり、「木製壁仕上材」だったりします。
ここ数年で、バリエーションが増えたのは「木製壁仕上材」ではないかと思います。
本物の「木」の素材感を壁にも!!という要望に応える形で、各メーカー様から多くの商品開発がされてきました。
〇羽目板
昔から用いられるもので、イメージでいくと、壁に貼るフローリング(実際の床用フローリングよりは薄い)です。
無垢フローリングと同じで、その羽目板を構成する木材の種類により、木目や色合いが異なり、
壁の印象も大きく変わります。
最近は「不燃タイプ」の羽目板も大手木製建材メーカーから商品化されていて、例えばキッチンの天井に貼ることも
容易になってきています。
〇足場板
昔、現場用足場板として使用されていた板がリユースされ、壁材として手に入れることができます。
元々足場板だけあって、表面はぼこぼこだったり、欠けていたり、ペンキや釘の跡があったりと、ユーズド感を好まれる方は
気に入っていただけるかと思います。
〇木製ブリックを貼り合わせた壁材
鉄道の枕木であったり、住宅用建材であったり、木造船材料であったり、
過去いろいろな場面で使われていた木材をリユースして、木製ブロックにして、それを貼りつないで、
壁材として使用できます。
木材の種類も厚みなどのサイズも異なり、ランダムな印象です。
素材感は抜群。
壁一面に貼るだけでも、部屋の印象は大きく変わります。
以上のような壁仕上材もアクセントで使用してみると面白いです。