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フローリングの「遮音」について

フローリングの遮音に関して。

前回、フローリングの作り方の違いで大きくは二つに分けられるという投稿をしました。

フローリングを張り替える際に、特にマンションだと気にされることが「遮音性」です。

マンションでは管理規約のリフォーム細則に「遮音性」のある床材を使用する旨、明記されているマンションが大半です。
特に多くの世帯が住むマンションですと、「音」の問題は切っても切れない関係のため、気にされることも多いです。

「遮音」のために、マンションで使う工事方法は大きく二つです。
①二重床工法
②直貼り工法
この二つに集約されます。

①二重床工法
 マンションであれば躯体の床面の上に、もう一重の床組みをしてあげる工法です。
床組みで使用する「脚」の先にゴム材が使用されており、この部材が遮音をしてくれます。

二重床工法のメリットは、床下に写真一枚目のような空間があるため、水回りの配管や電気配線を通すことができます。
水回りの移動などのリフォーム工事がしやすかったり、マンションでも床コンセントを設置するということが可能になります。
また、玄関部分には段差が生じますが、脚の高さの調整により、廊下以降の空間はオールフラットで仕上げることができ、

ユニバーサルデザインになります。
床段差の解消は#子育てエコホーム支援事業 の補助金対象工事になります。
また、二重床工法だとマンションでも戸建用フローリングや無垢フローリングを選択できるようになります。
床材の選択肢が増えることも喜ばしいことです。

デメリットは、この後説明させていただく直貼り工法より、少し割高になるということです。

②直貼り工法
 読んで字のごとくですが、コンクリート躯体部分に直接フローリングを貼り付けて工事を行います。
コンクリートにくぎ打ちをして止めるということはできないため、専用のボンドを使って、フローリングを貼りつけます。
なお、直貼り工法に対応したフローリングには遮音性を持たせるためクッション材が貼り付けてあります。
そのため、直貼り工法のフローリングの上を歩くと、踏んだところが重さで沈み込むため、木材なのに「やわらかい」
という感覚になります。

マンション用で直貼り工法を使用することは多くなって久しいですが、未だにフローリングが柔らかいということに
違和感を持たれるお客様は多くいらっしゃいます。
そちらがデメリットに感じる方が多いです。

なお、「遮音性」を持たせるために以上の工事のどちらかを行うことになりますが、
この工法を行うことによって、ドタバタ走り回ったりして響く音を防ぐことが出来るわけではありません!!
マンションで問われる「遮音性というのは「軽量衝撃音」と呼ばれる種類の音を規定しているもので、
実は「スプーンなどの軽いものを床に落とした時に、下に響く音を軽減」するようなもので、
例えば小さなお子さんがいらっしゃるご家庭で、小さなお子さんがドタバタ走り回る音を軽減することとは種類が異なります。
ちなみに、お子さんが走り回ったりするときに響く音は「重量衝撃音」という区分になり、この区分に該当する騒音を防ぐという性能は一般的な遮音性のあるフローリングは有していません。

二重床工法の脚には「重量衝撃音」に対する性能を持たせたものもありますが、
ドスドスと躯体にまで伝わり響く音を消すということは難しく、マンションで生活する場合は周囲の方に気を遣いながら
生活するということは免れないのが実情です。

掲載の事例はほんの一部です。
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