床材で人気の高いフローリングについて。
近年のフローリングは大きくわけると
「無垢フローリング」「複合フローリング」
無垢フローリングはそのまま一種類の木材でフローリングを作ります。
色の変化(経年美化)を楽しむことができ、肌さわりもよく、湿気などの調整もしてくれるものもあります。
使われる木材の性質そのままが出ます。

デメリットは木材の割れ、乾燥度合いから生じる伸縮による床鳴り、樹種による強度の違いが挙げられます。
要は、良いも悪いも自然そのままです!!
私の家ではオーク材の無垢フローリングを使用しました。
中間色で家具などのカラーコーデがしやすい、木材では硬めの種類が理由です。
複合フローリングは表面の仕上材の下に何層かの異なる板材をミルフィーユ状に張り付けて作ります。
無垢材のデメリット部分を解消する材料です。
近年は木材をスライスして貼り付けて経年変化を楽しむことができる
「挽き板(ひきいた)」「突板(つきいた)」
を仕上げ材に用いていることも多いです。
特に「挽き板」ですと仕上材の厚みもそれなりにあって、見た目には無垢フローリングと見分けることは難しいです。
これらに関しては、個人的には#朝日ウッドテック さんが非常に商品開発を頑張っていると思っており、よく使います。
また、コスパ良く仕上げる「木目シート材」を表面仕上げ材に用いるものも多く出ています。

何パターンかの木目シート(石目柄なんかもあります)をばらばらに貼れば、かなりラフな模様になり、写真でも映えます!!
清掃性の高さ、耐久性、商品の安定感でいくと複合フローリングの質は上がっています。
ただ、やはり自然な風合いや変化を楽しみたい方、触り心地を重視されるのであれば無垢フローリングです。
戸建であればどちらのフローリングも問題なく使えます。
マンションの場合は要注意で管理規約で遮音規定が定められていることが大半ですので、
それに従って遮音性能を有したフローリングを使用すること!!
複合フローリングではこれをクリアする「遮音フローリング」も用意されています。
無垢フローリングでは単体では遮音性能を持っていないため、「遮音材」を敷き詰めてから施工したり、
遮音性能を有した二重床を施工してから無垢フローリングを施工する必要があります。
私の家では「遮音材」を敷き詰めています。
床材は家の印象を決めることも多いです。
木の性質やフローリングの性質を理解して、ルールがあればそれにのっとって工事をしましょう!!
ご相談いただければ、商品提案もメーカー問わず可能です!!